「大切なのはワークライフバランスじゃない」WLBは古いと言うよりおかしい理由

当ページのリンクには広告が含まれています。
ワークライフバランスっておかしい

ワークライフバランスって一度は聞いたことがありますよね。

ワークライフバランスとは、仕事と生活の両立という意味合いで、私生活を充実させることにより仕事にやりがいや充実感を持って働こうというもの。

こう

ん?仕事のやりがいや充実感って私生活を充実させれば得られるものなの?

ワークライフバランスによって残業が減り、休日も多くなればうれしいのですよね。

なぜ、労働時間が短くなって休日が増えたらうれしいのか?

答えはかんたん。

みんな、仕事をしたくないから!

だから、私生活の充実が仕事の充実につながる って考え方がおかしいと思うのです。

そこで今回この記事では、ワークライフバランス(WLB)がもう古いと言われる理由やおかしい理由について、ぼくなりの意見を交えながら解説していきます。

つぎの働き方はもう始まっています。

時代錯誤のワークライフバランスから抜け出し、つぎの時代を見据えて考え方を変えていきましょう!

目次

ワークライフバランスの罠「やりがい搾取セカンド」

「やりがい搾取」ってご存じですか?

やりがい搾取とは

やりがい搾取(やりがいさくしゅ)とは、経営者または依頼者が本来支払うべき賃金や手当、料金の代わりに、労働者に「やりがい」を強く意識させることでサービス残業(長時間労働)や無賃労働を勧奨し、本来支払うべき賃金(および割増賃金)や料金の支払いを免れる行為をいう。

引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ワークライフバランスも「やりがい搾取」と基本的に同じ考え方に思えます。

今までのやり方ではうまくコントロールできなくなった労働者を手なずけるために、経済界や業界、そして政府が考えたつぎの手が「ワークライフバランス」なのです。

残業をしなくてもいいし、休日もたくさん。

「早く帰れるし、休みもたくさん!今度の週末はどこに遊びに行こうか!わーい!」

こう

こんな感じですよね。

でも、企業側から見たらどうでしょうか?

会社は「残業したらダメだよ!」「休日はちゃんと休んでね!」「でも、今までと同じ仕事量はこなしてね!」って言っているようなもの。

要するに、労働者に払う手当を削れるし、今までどおりの仕事量をこなしてもらえばいいだけの話。

ワークライフバランスはすばらしい施策に見えますが、実は「やりがい搾取」のセカンドバージョンなんですよね。

ようやく浸透しはじめたのにもう古いWLB

前章ではワークライフバランスのことを「やりがい搾取セカンド」と比喩しました。

だけど、本来はそう悪い施策ではありません。ただ、時代遅れと言うか、このワークライフバランス的な働き方が世の中に出てきたのが遅すぎた感が否めません。

最近になって急速に広まり始めたワークライフバランスですが、実は2007年から議論はされていたのです。

日本のワークライフバランスが出遅れた理由

ワークライフバランスが出遅れた理由はいくつかあります。

  1. 労働環境の変化の遅れ古い組織文化や管理スタイルが根強く残っているため、働き方の柔軟性や労働時間の適切な調整が難しい。
  2. 長時間労働の文化:日本では長時間労働が一種の標準とされてきた歴史があります。過労やストレスが原因で健康問題が発生するなど、ワークライフバランスの重要性が認識されてきたものの、従来の労働環境を変えるのは難しい。
  3. 技術の進化と常に接続されている状態:近年の技術の進化により、人々は常に仕事に接続された状態であることが一般的になりました。スマートフォンやノートパソコンなどのデバイスを通じて、仕事のメールや連絡がいつでも受けられるため、仕事とプライベートの境界が曖昧になっている。
  4. 経済的な圧力や競争の激化:経済的な競争が激化する中、一部の人々はワークライフバランスを犠牲にしてでも成功を追求する場合があります。キャリアの発展や経済的な安定を求めるあまり、仕事に過剰な時間やエネルギーを割いてしまう傾向。

これらの要因が重なり合って、ワークライフバランスの改善が進みません。

こう

要は、昭和時代の栄光を引きずっている人たちが上にいるから、改革が進まなかったというわけ。

だからワークライフバランスは古い

令和に入り、時代の変化は加速しています。

ほんとうなら、ワークライフバランスへの移行はとうの昔に完了していて、今ごろは別の働き方をしていたはず。

ワークライフバランスは、2007年から議論されていました。しかし今は2023年。16年前の施策を「いまごろ」になって浸透させても、時代にそぐわないのは当然ですよね。

しかも、昭和時代が全盛期だった50代60代の石頭たちは、この古いワークライフバランスにでさえついていけないどころか、いまだ昭和のやり方を押し付けようと必死。

こう

若者たちの考え方を押しつぶす老害ってことですね。

逆に今の若い世代はワークライフバランスの浸透により、仕事に対する意欲が半減してプライベート中心となり、生産性が落ちていると言えます。

結局のところ、バランスを取るはずの施策が、仕事第一主義、プライベート第一主義に偏ってしまっているのです。

仕事の充実が生活の充実につながる

そもそもワークライフバランスがおかしいと思うのが「私生活の充実が仕事のやりがいや充実感につながる」というところ。

この考え方だと、仕事の下に生活がある感じですよね。

ちょっと考えてみてください。

仕事が憂うつだと、仕事のことばかり気になってプライベートを思いっきり楽しめないですよね。

いくら労働時間が短くたって、いくら休日が多くたって、仕事が楽しくできないとプライベートは充実しないんです。

こう

本来は「仕事は生活の一部分」

生活のための仕事です。けして仕事のための生活ではありません。

だから「仕事が充実すると生活も充実していく」がほんとうのところなんです。

労働時間も休日も大切なのは確か。

しかし、もっとも大切なのは、適性にあった仕事をすることなんですよね。

参考記事:【人生、10倍ワクワク】あなたが輝く仕事が見つかる!最幸の適職の探し方

適性にあった仕事をしていれば、多少の苦手なことはあっても

  • 「仕事がつらい」
  • 「仕事が楽しくない」
  • 「仕事をしたくない」

なんてことはありません。

毎日がワクワクするから私生活も充実してくる。

これが新しい働き方です。

【まとめ】つぎの働き方はもう始まっている

新しい働き方は、ワークライフバランスのように「仕事」と「プライベート」を分けて考えることはありません。

仕事は生活の一部なのだから、両者が融合した境目のない働き方が理にかなっていると思います。

このような働き方を「ワークインテグレーション」と言います。

これからは、ワークインテグレーションが主流となってくるし、複数の仕事を持つ「マルチワーク」も取り入れられていくことでしょう。

企業や政府に押し付けられた働き方「ワークライフバランス」はもう古い!

あなたの働き方はあなたが決めていくべきです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次