「がんばってもがんばってもどこか虚しい」「幸せそうにしている人がうらやましい」「なんだか自分は幸せとはほど遠い」
こんなことを感じながら日々生活を続けていると思います。
そもそも、あなたの幸せってなんですか?
- 広い家に住む
- タワーマンションを買う
- 高級車に乗る
- ブランド物を手にする
- 毎日おいしいものを食べる
- いい会社に就職する
- 出世する
- 高給取りになる
- 理想の相手と結婚をする
挙げていけばキリがありませんよね。
でもちょっと待てよ。幸せって欲を満たすことなのか?人より広い家に住んだり、高級車に乗ったり、高い給料を貰ったり、出世していいものを食べることが本当に幸せなのか?
「なんか幸せを人や物に委ねている感じがするよね」
手に入れた瞬間は超絶幸せかもしれないけど、一ヶ月もすれば慣れますよね。半年も経てばあたり前になりますよね。ジェットコースターのように、満足感は急降下しますよね。
そして「幸せじゃない」って感じて、次の欲を満たそうと頑張ります。
これって欲だけ満たしていても、結局は幸せになれないってことなんです。
「えっ!じゃあ幸せってどこにあるの?」
そこで今回この記事では、心理学、脳科学をもとに「幸せの所在」を一緒に探していきましょう。
欲は薬にも毒にもなる
欲が「悪」と言いたいわけではありません。
だれだってお金は欲しいし、窮屈な家よりゆったりした家がいいし、どうせなら働きやすい会社に勤めたい。
人間ならあたり前です。人間は欲の塊りです。人間は欲にまみれています。
人間から欲を取ってしまうと空っぽになってしまうかもしれません。存在すらしていないかもしれません。だから、欲は必要なんです。
欲があるから頑張れる
大なり小なりあれど、欲は「モチベーション」になります。
高級腕時計の代表格「ロレックス」が欲しい。出世して高給取りになるんだ。広い家に住んで幸せに暮らすんだ。だから、一生懸命に働いて貯金したり、イヤな思いもグッと我慢して作り笑いをしたりと「欲を満たす」ために頑張れます。
欲には
- 生理的欲求
- 社会的欲求
大きく分けてこの2つの欲求があります。
生理的欲求は、生きるために必要な「食欲」「睡眠欲」「性欲」など、いわゆる「生存本能的な欲求」です。
社会的欲求は、「人から認められたい」「人よりも優れていたい」「人よりも裕福でいたい」など、自分と他人を比較して得られる欲です。わたしたちが手に入れたい欲のほとんどは「社会的欲求」です。
この社会的欲求があるからこそ頑張れる。欲は一時的にモチベーションを上げる「薬」のようなものです。
「欲を満たす=幸せ」ではない
欲は「モチベーションを上げる薬」でしたね。
しかし、手に入れた瞬間は超絶幸せな気分だけど、日が経つにつれて薄れていきます。要は、欲の効果は長続きしないってことです。
なぜなら、人間は飽きる生き物だからです。なぜなら、人間は欲張りな生き物だからです。
欲は手に入れるまでは「薬」だけど、手に入れた後は「毒」に変わります。簡単に言えば、手に入れた後は「ストレスを感じる出来事」が少なからずあるからです。
例えば、頑張ってお金を貯めて、欲しかった高級車レクサスを購入したとしましょう。納車まではワクワク感でいっぱいです。しかし、乗っていれば汚れもするしオイル交換などのメンテナンスも必要ですし、その費用もバカになりません。街にでると自分のレクサスよりもカッコイイ車や高級車が走ってます。何年か乗っていれば古くなるし、どんどん新しいモデルが登場します。最終的には「なんでレクサスなんて買ったんだろう」と思うようになります。
このように欲を手に入れた直後から「ストレス」に変化していきます。
欲を満たすことでストレスに変わり、ストレスが幸福感を下げる。それでまた、幸福感を上げるための欲を満たし続けなければいけません。
欲は手に入れる前はモチベーションを上げる「薬」になる。だけど手にした後はストレスを生む「毒」に変わる。
幸せはあなたの中にある
欲は必要だけど「欲=幸せ」じゃない。
勘のいい人ならもうお気づきだろうけど、欲は幸せになるための過程であり手段でしかないのです。
多くの人が「欲しいものを手に入れたら幸せ」だと勘違いしています。高い給料を貰って人に自慢したって、いい役職に就いたから威張ってみたりしたって「幸せとはほど遠い」と自分では感じているはずです。
社会的欲求を満たすために、わたしたちは目に見えない犠牲を払っています。
例えば、一生懸命頑張って年収を2倍にしたとしましょう。年収が2倍ってすごいですよね。ウハウハですよね。しかし、カナダの大学とアメリカのビジネススクールの共同研究では、年収が2倍になったところで幸福度は9%しか上がらないと研究結果を発表しました。
まあ、ポジティブに考えたら「年収が2倍になって、幸福度も9%上昇するならいいじゃん」と思います。
ですが、その犠牲があまりにも大きすぎます。
年収を2倍に上げるために、自分の趣味や家族との時間を削る必要があるかもしれません。睡眠時間も減らし、残業や休日出勤が増えるかもしれません。
仕事が生きがいという人なら問題はないと思いますが、家族、友人、趣味を大切にしたい人であれば、その時間を削ってお金を手に入れても幸福度が上がらないのは納得できます。
本当に幸せになるためには、手に入れようとしている欲で「何をしたいか」を考える必要があるのです。
見栄を手放し、お金の使い方を変える
ほとんどの欲は「見栄」と言っても過言ではありません。
わかりやすい例は、自動車、腕時計、バッグですよね。このブログの他の記事でも書いていますが、「見栄っ張りは損」です。
<あなたは大丈夫?>
「何をするために必要か」を考える
自動車も腕時計もバッグも用途がある道具です。生活する上で道具は必要ですが、ブランドの名前は必要ありません。
自動車は人や物を乗せ移動するために使います。腕時計は時間を見るために使います。バッグは物を入れるために使います。
例えば、わたしは田舎に住んでいるので電車やバスは時間もルートも限られていて、交通手段はもっぱら自動車です。わたしは釣りに行ったり、スーパーに買い物に行ったり、たまに子どもの送り迎えで自動車を使っています。なので、釣り道具やビールの箱、子どもが乗れれば十分。だから中古の軽自動車に乗っています。
釣りに行くのにランドクルーザーはいりません。買い物にレクサスはいりません。子どもの送り迎えにアルファードはいりません。(お金が有り余っているなら買えばいいですが)
ランドクルーザーを買っても、ローン返済のために休みなく働いて「釣りに行けない」じゃ笑えません。
欲しいと思った時、少し立ち止まって考えてみましょう。
「何をするために必要か」を。そうすれば、ブランドの名前なんて気にならなくなります。そもそも、実体のないブランドの名前に高いお金を出すなんてアホらしいですよね。(ブランド物がダメって言っているわけではありません)
軽自動車と高級SUVでは300万円ぐらいの差になります。300万円ってすごい金額ですよね。1年ぐらい釣りだけをして生活できます。
見栄を手放し「何をするために必要か」を考えるだけで、これだけ大きな金額を生み出すことができるのです。
欲を手に入れたあとのビジョンを観る
欲は一時的な「モチベーションのアップ」につながりますが、あくまで幸せになるための過程であり手段であり「目的」ではありません。
例えば、会社で出世して年収が上がっても、お金を何に使うかが明確になっていないと「幸せ」を感じません。高級キャバクラに行って「シャチョサン」と呼ばれても、承認欲求は満たされるかもしれませんが、そんなお金の使い方では「どこか虚しい」と感じます。
さらに「今のポジションを失いたくない」「今の年収を維持したい」と幸せに目を向けられなくなり、承認欲求を満たすためますます時間と労力を「守り」に使いはじめ、どんどん幸せから遠ざかっていきます。
「幸せになるための手段が、いつの間にか目的になってしまう」
欲を手にしたあとのビジョンが不透明だから起きる現象です。この現象は幸せに限らずビジネスシーンや生活シーンでも現れます。
- 目的のためのルールが、いつの間にかルールを守ることが目的になっている
- 何かを決定するはずの会議が、会議をすること自体が目的となっている
- 生活のための仕事が、仕事をするための生活になっている
そもそも欲を満たすことだけを考えていて、目的すらない人が多いような気がします。日本人の幸福度が低い理由も納得です。だって、幸せになる目的が見えていないのですから。
広い庭のある家に住みたいと欲を叶えたところで、「広い庭でなにをするの?」と聞かれると返答に困る人はビジョンが観えていません。「広い庭のある家=ステータス=幸せ」と地の時代を地で行くような人です。
<地の時代ってワードが出たので、こちらの記事をご紹介しておきます>
明確なビジョンが観えている人は、「友人を呼んでBBQパーティーをしたい」とか「子どもと庭でキャンプがしたい」とか答えるでしょう。けしてステータスでもの事を考えないはずです。
欲の先にある「楽しみ」を観る力が、幸せになる条件でもあります。
経験(体験)にお金を使う
ブランド物のバッグが欲しかったら買えばいいと思うけど、幸せにはなれません。
ここで質問です。
「過去を振り返って楽しかった出来事、面白かった出来事は何ですか?」
- バスケ部から水泳部に転部して初めての水泳大会で一位を取った
- 沖縄のキレイな海でカラフルな魚と半日泳いで、日焼けに苦しんだ
- 30回も通いつめたり、徹夜したりして、ようやく大きな魚を釣った
- ほんとうに何もない山奥でキャンプをした
- 友達と朝まで飲み歩いてタクシー代が払えなかった(犬小屋で寝たこともある)
これはわたしの楽しかった思い出です。あなたはどうでしたか?
「ブランドのバッグを買った」「高級車を買った」「出世した」なんて思い浮かばなかったと思います。
ほとんどの人が楽しかったこと、面白かったこと、感動したことなど、幸せに直結する出来事を「経験」「体験」で記憶しています。
経験や体験は「幸せの価値」が高く、しかも長期にわたって記憶に残ります。だから、幸せのためにお金を使うなら、物よりも経験や体験に使うべきなんです。
ケチは不幸のはじまり
世の中には3種類の人間がいるそうです。
- 惜しみなく与える人「ギバー」
- 自分の利益だけを考える人「テイカー」
- 損得のバランス考えられる人「マッチャー」
8割ぐらいの人が損得のバランスを考えられる「マッチャー」です。野菜のおすそ分けをもらったら、翌日にはドーナツをお返しとして持っていく人です。
1割ぐらいの人が惜しみなく与える人「ギバー」です。ギバーとは英語の「GIVE(ギブ)」訳して「与える」からきています。ギバーは人のために分け与え、見返りを求めない人です。
残りの1割は自分の利益だけを考える「テイカー」です。これも英語の「TAKE(テイク)」訳して「取る」「もらう」からきています。テイカーは計算高く、自分から与えることもありますが、最終的には自分の利益しか考えていない人です。
ケチな人はどれにあたるか。もちろんテイカーですね。見栄っ張りや出世欲が強いのもテイカーの特徴でもあります。
ギバー、テイカー、マッチャーの詳しい話は、後日、別の記事に書こうかと思います。
ケチな人は自分の利益を最優先で考えるので、人にお金を使ったりすることはありません。飲み会などでも、お金を払わず知らないうちに姿を消したり、お金を出してくれそうな人についてまわります。
世の中のほとんどの人がギバーならテイカーは幸せになることができると思いますが、残念なことに世の中の8割がマッチャーです。マッチャーは「ギブ&テイク」のバランスを重視するので、テイカーは例外なく嫌われます。人が寄り付かなくなります。
すると、経験や体験のお誘いや有益な情報は入ってこなくなります。人からもらうことばかり考えていたら、結局、何ももらえなくなる。だから不幸のはじまりなんです。
「情けは人のためならず」
世界136カ国の20万人以上を対象にした調査では、「人のためにお金を使った人」は「使わなかった人」に比べてより多くの幸福感を感じていることがわかりました。
お金の「使い方」次第で幸せになれることが判明した調査ですね。
人の幸せを考えお金を使う人が、めぐり巡って幸せになる。まっ、当たり前の話です。
- お金を使うときは、見栄を手放し「何をするために必要か」を考える
- 欲を満たすためではなく、欲の先にある「楽しみ」をみる力を養う
- お金は経験や体験に使うほうが、幸せとして記憶に残る
- 人のためにお金を使えば幸せになる
幸せはどこにある?最初からあなたの中にある!
人と比べて優劣ばかりを気にし、たいして欲しくもないものに気を取られていた。人からの評価ばかりを気にし、もの事の本質が見えなくなっていた。そして、幸せがどこにあるのかさえもわからなくなっていた。
わたしたちは自分の幸せを他人や物に委ねていたのかもしれません。
「幸せの所在がなんとなく見えてきましたか?」
そうです。幸せは自分の外側ではなく、最初から私たちの内側にありました。ですが、もちろん外的要因に左右されることも事実ですが。
「外的要因に左右されるなら、自分ではコントロールできないってこと?」
そうです。外的要因はコントロール不能。あなたが現状維持を望む限りは。
ですが、あなたが前に進むことを、幸せになることを決意したのであれば、外的要因をコントロールすることなく変化させることは可能です。
そのためには、あなた自身の「心」を変える必要があります。
心を変えると、おのずと運命は変わる
心理学者でもあり哲学者でもあるウィリアムジェームズの名言があります。
「心の矢印がどこを向いているのか」が幸せの原点にあります。
心が他人や物など外的要因に向いていれば、自分の幸せを誰か(何か)と比べて優劣で判断するようになり、人が左に行けば左へ、右に行けば右へと幸せの方向性が定まらないことになります。
他人を軸にしても、他人はじっとしていません。物を軸にしても、物は劣化していきます。動き回るもの、いつかは消滅するものを幸せの目標地点に設定しても、いつまでもたどり着けないのは当然のことです。
「心は運命のナビゲーション」
ブレない幸せの目標地点はどこにあるのか。それはあなたの中です。あなたがどこに居ようと、なにをしていようと、あなたの中に有り続けます。
ですが、幸せの目標地点は目に見えてわかるものではありません。心の矢印「声のナビゲーション」が勝手に示してくれます。
心には2つの矢印「声」が存在します。
- エゴの声
- 魂の声
簡単に言うとエゴは「欲求」です。魂の声は「本音」です。心を変えるとは、エゴの声を遮断して魂の声を聴くことです。
「これがなかなか難しい」
なぜって?エゴ「欲求」のほうが強く大きい声なので、魂の声「本音」がかき消されてしまうからです。
リアルな人間関係も同じです。テイカー(自分の利益を最優先に考える人)は大きな声を上げたり、騒ぎ立てたりして周りの反対意見を抑えつけ、自分が得になるように、あるいは損しないように従わせます。
エゴの声は欲求を満たすためなら屁理屈をこね「無理が通れば道理が引っ込む」のように、魂の声はかき消され、嘘を付き続けながら幸せとは別の方向へ進んでいきます。そして、欲求を満たした瞬間に行き止まりです。
魂の声は自然と行く先の扉を開けてくれます。行き止まりで「どうしよう」と思ったら、素直に魂の声に耳を傾ける。そうすれば、道は開けていきます。気がついたら壮大な景色が目の前に広がっていることでしょう。
それでは、魂の声を聴くためにはどうしたらよいのでしょう。
現状維持バイアスから抜け出す
人は良くも悪くも「現状の安定」から抜け出すことは困難です。
それは、潜在意識の中で「現状維持バイアス」が働いているから。不思議なことに、現状が最悪の状態でも潜在意識は「安定」と捉え、最悪な状態を維持しようとします。
これもエゴの声「欲求」なのです。
現状維持バイアスは強力で無意識に働き、しかも、近くにいる人も現状維持バイアスに囚われているので厄介です。
「変化に不安を感じる」「古いことがやめられない」のも現状維持バイアスの力。「あなたには無理」「絶対うまくいかないよ」って言うのも現状維持バイアスの力。
あなたが現状に幸せを感じられないのなら、現状を維持していても何も変わりません。それどころか「幸せを感じられない」ことが潜在意識に刻み込まれ、幸せではない自分を安定とみなし維持しようとします。
だからまずは「現状維持バイアスの存在を意識する」ことが重要です。
あなたが変わろうと決断したとき、必ず「不安」が襲ってきます。「これが現状維持バイアスの力だな」って現状維持バイアスを意識できれば上出来です。意識した途端に現状維持バイアスは引っ込んでいきます。
現状維持バイアスのエゴの声が収まれば、「魂の声」が聴こえるようになります。
サンクコストの罠から抜け出す
「あなたは1年間着なかった服を捨てられますか?」
ほとんどの人は「せっかく買ったから取っておく」「いつ着るかわからないからしまっておく」と答えるはずです。
とある調査では「1年間着なかった服を将来着ることはほとんどない」という結果がでました。
「人はサンクコストの罠にかかる」
サンクコスト(埋没費用)とは、すでに支払っていて回収できない「金銭的」「時間的」「労力的」なコストのことを言います。
サンクコストが「回収できない」ならまだしも、サンクコストは維持すればするほどコストが発生します。それでも「いまさら捨てられない(やめられない)」と思うのは、「損失回避性」すなわち「執着」の心理があるからです。
「得られる嬉しさより、失うことに不安を感じる」
いま捨てれば(やめれば)これ以上の損失は避けられる、または得られるものがあるにもかかわらず、今までかけた「金銭的」「時間的」「労力的」なコストを無駄にしたくないという強烈な心理状態が働くのです。
だから人は何かを「始めるよりも、やめることが難しい」のです。
執着もエゴの声「欲求」なのです。この執着を手放すことで、今まで無駄になっていた「金銭的」「時間的」「労力的」な無駄がなくなり、心にも余裕が生まれます。心に余裕があると「魂の声」が聴こえるようになります。
ワクワク感を取り戻す
大人になるとワクワクすることが少なくなりますよね。
これは、知らず知らずのうちに常識や世間体の檻に入っているからです。檻の中にいれば「しょせんこんなもんだ」「どうせうまくいかない」「今のままでいいや」と檻から出ることを諦めて、リスクのない「快楽」のぬるま湯にどっぷりと浸かってしまいます。
檻の中にいれば、外敵に襲われることのなく安全なのかもしれません。なんのリスクもない状態では知恵は退化していき、そのうち思考は停止します。
「常識の檻の中で、忙しいフリをしながら、メシ食って、YouTube見て、クソして、寝る」
あなたが誰かに飼われていると言うなら問題ありませんが、こんな毎日では楽しいはずはありませんよね。
小学校の夏休みを思い出してください。
毎日がワクワクで「無我夢中」で遊び回りましたよね。なんか、すべてが新鮮で時間は濃く、毎日が輝いていました。
ワクワクにはすごい力があります。ワクワクは「知恵」を進化させ、「発想」を生み出してくれます。発想は、リスクをリスクとも思わない「勇気」と「行動」を与えてくれます。勇気と行動が「経験」となり、幸せとして定着していくことになるのです。
ワクワクは常識や世間体の檻の中にはありません。なぜならワクワクとは「新しい世界」へ踏み出すことだからです。小学生の夏休みは常識や世間体に囚われない冒険。だから毎日が新鮮で「勇気」と「行動」があるからこそ輝けるのです。
「大人だってワクワクすればいい」それが「魂の声」なのだから。
- 外的要因はコントロール不能。だから幸せを他人や物に委ねてはいけない
- 心を変えるとは、エゴの声「欲求」を遮断して魂の声「本音」を聴くこと
- 不安は現状維持バイアスからくる。だから現状維持バイアスの存在を意識する
- 執着を手放せば、「金銭的」「時間的」「労力的」なコストから解放される
- ワクワクは常識や世間体の外に踏み出すことで生まれる
まとめ「幸せは見るものではなく感じること」
幸せについて、長々とお話してきましたが、最後にまとめです。
「幸せを探す」「幸せを見つける」に固執すると、幸せは見えるものと錯覚してしまいます。そして、他人や物に幸せを委ねてしまいます。今まで思っていた「目に見える幸せ」は、実はただの「欲求」に過ぎなかったってことですね。
「幸せはあなたの中にある」
そう、あなたの心の中の「エゴの声」を落ち着かせ、「魂の声」に耳を傾ける。そうすれば、自然とあなたの中の幸せを感じることができるでしょう。