「努力が続かない」のはなぜ?それは努力をしているからである

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「努力が続かない」と悩んでいる方は結構いるのではないだろうか。

  • ダイエットも三日坊主
  • 早起きもできない
  • 勉強も飽きてしまう

こんな感じで「自分は怠け者なのか」「自分には才能がないのか」と諦めてしまう。

でも大丈夫、あなただけではない。人間とは元々めんどくさがり屋で飽きっぽい生き物なので、努力が続けられないのは当たり前なのだ。

ではなぜ「努力を続けられる人」が存在するのだろうか。

私も飽き性であるが、この1年間、ブログや朝活を継続している。本も毎日読んでいる。この3ヶ月ダイエットも継続して約8キロの減量に成功した。

そして努力について見えてきたものがある。

そこで今回この記事では、努力を続けられない原因や、努力を続けられる考え方についてお話したい。

目次

努力を継続できないのは「努力=苦行」だと思っているから

私たちは「努力」と聞くと、まるでお坊さんの修行のように「苦しいもの、辛いもの」と考えてしまう。

だからダイエットのために努力をしようと思ったとたん、頭の中には真っ先に「苦しくて辛くて大変だ」と思い浮かぶ。

そして雨が降ったらランニングを休み、次の日は晴れても休み、挙句の果てには「もうやめた」となる。

人は苦しくて辛いことは続かないのだ。ましてや誰かに言われたわけでもなく、自身が決めてすることだからやめるのも簡単なのである。

努力そのものが目的となっている

努力は手段であって目的ではない。

はじめはダイエット(目的)のためにランニング(手段)をしようと決意するのだが、いつの間にかランニングが目的となってしまっている。

ダイエットをすれば痩せてキレイになる、好きな服を着られる、そして異性にモテるなどプラスのイメージである。

これに対してランニングは、疲れる、足が痛くなる、寒い暑いなどマイナスのイメージが大きい。(運動嫌いな私の個人的な感想です)

人の感情はマイナスに引っ張られやすい。

マイナスの感情に引っ張られると、本来の目的であるダイエットを忘れてしまい、手段であるランニングに目的がすり替わってしまう。

すると「私はこんな大変な思いまでしてなにをしているのだろう」と、プラスの目的を見失ってしまうのである。

そもそも努力の先の未来像があいまい

努力をするにしてもはっきりした未来像がないと続かないのは当然である。

例えば、ダイエットを成功させて異性からモテたいと思っても、「モテてなにがしたいのか」まで考えないと気持ちがブレる。

しかも「そもそも痩せればモテるのか?」と目的をくつがえす疑問さえ湧いてくる。

邪な目的で「なんとなく痩せたい」では、いつ晴れるかわからない霧の中を走っているようなもの。

移り変わる景色も見えないし、目的地までの距離が掴めないとペース配分もままならない。

だから全力でスタートしてすぐに息切れしてしまうのだ。

短期間ではなにも変わらない

モチベーションを維持するのは難しい。

最初はやる気に満ち溢れていても、だんだんとモチベーションは下がってくる。

なぜか?

それは、短期間ではなにも変わらないから。

人は努力した分だけ見返りを求める生き物である。

「これだけ頑張ったのだから」と早々に結果を求めすぎ、その変化のなさに落胆してしまう。

ダイエットのためにランニングをしてもそう簡単には体重は落ない。筋トレを2、3週間しても見た目は変わらない。

だからモチベーションは下がり、努力に飽きてしまうのである。

努力を継続するカギは「努力をしないこと」

他人から見て努力を続けられる人は、実は努力をしていない。

わかりやすく言うと「本人は努力をしていると思っていない」、だから努力をしていても努力をしていないのである。

そもそも努力とは自分の中には存在しない。

他人が勝手に常識を基準にして、あなたのことを「努力している」「努力していない」と判断しているにすぎない。

そしてあなた自身も、自分を他人の常識と比べて「努力している」「努力していない」と判断しているのだ。

努力を継続するカギは「努力しないこと」にある。

苦手なことはしない

「努力=苦行」となってしまうのは苦手なことをしようとするから。

目的を達成するためなら手段はなんでもいいはずである。

例えば、ダイエットをするなら運動が手段と考えてしまうが、痩せるためなら運動以外でも大丈夫である。

私は運動がきらいだ。だからダイエットを始めようとしたとき運動は続かないと考え、食事制限という手段を選んだ。

これが見事に功を奏し、8キロのダイエットに成功したのである。

目的を達成する手段はいくらでもあるはずだ。

その数ある手段の中から「苦手なこと」を除外していこう。そうすれば残った手段が一番あなたに合った手段となるはずだ。

目的はハッキリと、だけど目標は立てない

「彼氏(彼女)を作る」と目的を決めたら、ダイエットをして「3ヶ月で10キロ痩せる」と目標設定をしてしまうのは間違いである。

この目標を設定した時点で、「彼氏(彼女)を作る」という目的が「3ヶ月で10キロ痩せる」のほうに移ってしまう。

仕事でも「目標をしっかりと決めましょう」なんて言われることがあるが、私の考え方は真逆だ。

「あえて目標は立てない」

先ほどもお話したが手段はいくらでもある。彼氏(彼女)を作りたければダイエットだけが手段ではないはずだ。

(残念なことに痩せても彼氏(彼女)が作れるとは限らない・・・)

「3ヶ月で10キロ痩せる」の目標を立ててしまうと、目標だけに目がいってしまい手段の数が絞られてしまう。

また目標を立ててしまうと達成できなくて挫折する原因になる。

だからあえて目標を設定せず、ブレない目的をしっかりと見つめ、ありとあらゆる手段を使って臨機応変に対応すればいいのである。

目標は立てないが数字は追う

目標は立てないがちゃんと毎日数字を追うことは大切である。

数字とはダイエットなら体重、ブログならPV数(何ページ見られたか)などである。

毎日見ていれば変化のないように見える数字でも徐々に変化していることに気づくことができるはずだ。

この変化する数字がモチベーションの維持につながる。

数字の上がり下がりで一喜一憂することもあるだろうが、小さな失敗と小さな成功を繰り返し数字で見ることで大きな挫折を味わうことはなくなる。

だから継続しやすくなるのだ。

停滞期を知る

なに事にもうまくいかないときは必ずある。すべて一直線の右肩上がりなどありえない。

目的に向かって手段を実行し続けている過程において、数字が横ばいになったり下がり気味になる、すなわち停滞期は必ずおとずれるのである。

努力が続かない原因の多くはこの停滞期にある。

数字を追うことでモチベーションを維持してきたのだが、数字が動かなくなると「もうダメかな」と自分で限界を決めてしまうからだ。

「必ず停滞期はおとずれる」ことを知っていれば、立ち止まることはない。

大きく動くためには力を溜め込む必要がある。停滞期がその充電期間だと思えばいい。

停滞期を抜けてしまえば、また数字は動き出す。そこまで辛抱できるかかが重要である。

努力を継続するためには「努力をしない」

「努力をしない」と言ったが、少し語弊がある。

厳密に言えば「努力を努力と思わない」考え方である。

目的に向かって成果を出すためにはコツコツと続ける必要はある。

成果を出す人の多くは他人から見れば努力をしているように見えることも、当の本人たちは努力ではなく「没頭」しているだけなのだ。

「楽しいことに没頭する」これが努力の正体であり、努力を続けられるカギなのだ。

まとめ

「努力が続けられない」という方は努力する方向が間違っているのかもしれない。

苦しいこと、辛いことを努力として受け止めてしまうと、知らず知らずのうちにブレーキをかけてしまい止まってしまう。

本来、努力とは楽しいことであり、没頭できる面白さである。

だからまずは努力の概念を変えていこう。

「好きこそ物の上手なれ」

このことわざでもあるように、好きなものには一生懸命取り組んだり、工夫をしたり、コツコツと努力ができるのが人間の力だ。

努力は苦しいことや辛いことにスポットを当てることではなく、好きなことにスポットを当てていこう。

そうすればあなたもきっと努力を継続できるようになる。

最後に、努力をしても大きく変わることは難しい。しかし努力しなければなにも変わらない。

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