職場のルールに
✅ルールが多すぎて何をやるにも時間がかかる
✅手間ばかりで本来の仕事の効率が悪い
✅そもそも意味のないルールを守る必要があるの?
と、職場のルールに悩みを抱えていませんか?
結論から言うと「ムダなルールを守る必要はありません」
なぜなら、職場にある謎のルールは、仕事の本質とは関係がないからです。
この記事の前半では『ルールの本質を見極める重要性』を解説し、後半では『ムダなルールを守らない考え方』を解説します。
この記事を読み終わるころには、ルールに対する意識が変わって本来の仕事に専念できる考え方が身に付きます。
ルールの本質を見極める重要性
そもそもルールとは、何かの結果や成果を得るために作られる決まりごとなので『ルールはあくまで手段であり、目的ではない』ということをしっかりと頭の中に置いておく必要があります。
あなたの職場にも、こんな謎のルールはありませんか?
- メールを送ったあとの電話
- 朝礼でのスピーチ
- 会議前の根回し
- 会議は定時を過ぎてから
- 会議という名の報告会
- 上司より早く出社or遅く退社
- ギリギリ出社、定時ピッタリ退社はダメ
- データを印刷してハンコ、ハンコを押してPDF
- アクセサリーを着けてはダメ
- 男性のヘアカラー、長髪、ボウズは禁止
- 女性はヒール、髪はひとつ結び、お化粧は絶対
謎のルールをよく見てください。
本来の仕事とはまったく関係がないことがわかりますよね。
極端な話、仕事とは関係がないルールを守ろうが破ろうが、仕事には影響がないと言うことです。すなわち、時間のムダと言っても過言ではありません。
ルールの本質を見極めることができると、必要なルールとムダなルールを仕分けすることがでるので、仕事が効率よく進められるようになります。
ルールの本質は手段「ルールは守るべき!」という考え方はすべての本質を見失う
ルールの本質は目的を達成させるための手段です。
このルールがないと仕事がうまく回らないとか、仕事の効率が悪いとか、こういった理由があるためにルールは存在します。
では、謎のルールはどうでしょう。
そのほとんどは仕事と結びつかないものばかりです。
大半の人はルールを守ることが目的となっていて、その先にある「仕事の本質」に目を向けられません。
なぜならルールを守ることが仕事だと思い込んでいるからです。
ルールの本質を見極められないと、ムダなルールに時間を取られ、本来の目的までの道のりが遠くなってしまうのです。
本質は変わらない。しかしルールは時代とともに変化する
もの事の本質は基本変わりませんが、価値観は時代とともに移り変わり、常に変化をしています。
残業を例に上げて見てみましょう。
働き方改革が始まった当初、職場ではノー残業デーというルールが設定された会社も多いかと思います。
ノー残業デーの本質は、残業をせずに定時に帰宅するということではなく、長時間労働を減らし過労死やストレスなどによる病気を減らすというものです。
なので、一昔前ならこの本質を目的とするルールは「ノー残業デー」で良かったのです。
しかし現在は、残業しないことが当たり前になり、ノー残業デーというルールは意味のないものになっています。
ですが、ルールを作る人に先見の明があるとは限りません。
いまだ昭和の古い体質を維持しようと必死になっている、もしくは時代の流れに全く気づかない人も多いのです。
このような人たちが上にいる社会では、ルールの変更は難しく、ルールに縛られ、時代に合わせた力を発揮できません。
価値観は時代とともに変化するので、それに伴いルールも変わっていかなくてはならないのです。
ルールの本質の見極めることが大切
今までお話したとおり、ルールには本来、目的とする本質があり、この目的を達成するルールを時代と共に変えていかなければなりません。
目的を達成するためにあるルールは、本当に現在または未来にマッチしているかを考え、マッチしてないのであれば変えていく必要があります。
また、ルールを守るためのルールや、ルール自体に意味がないもの、時代遅れのルールなどは今すぐに破棄する必要があります。
「ルールは絶対守るべき」と考える人は頭が固く自信過剰であるため、周囲がルールを変えようと言っても聞き入れてくれることはまずないでしょう。
ルールを変えられない、なくせない場合は、あなた自身がルールの本質を見極めて、「このルールは本当に必要だろうか?」と疑問に思い、そして「不要なルールは守らない」と、勇気を持って行動することが大切です。
「ムダなルールは守らない」新しい可能性はルールから外れたところにある
新しい可能性はいつもルールの外側にあります。
ルールは外を見えなくする箱のようなものです。いつまでも箱の中に閉じこもっていてもあなたの可能性を見つけることはできません。
なぜならルールはあなたをコントロールするために存在するのですから。
謎のルールに縛られていては、あなたの力を発揮できず、搾取されたままの人生を送ることになります。
はやくルールの箱から脱出して、あなたの可能性を見つけ出しましょう。
謎のルールから解放されて時間を取り戻す
本質を見極め、合理的に時間を使うことができれば、ルールなんて無視しても構いません。
結果的にその方が、周りの人のためになりますし、自分の時間も増やせれてもっと成果を上げていくことができます。
理不尽な謎のルールを押し付けてくる人には、ロジカルにキレればいいのです。
ルールから外れてもいつかは当たり前になる
私は昔から残業が嫌いでした。
上司が残っていようが定時を過ぎれば「お先に失礼します」と先に帰ることなんてしょっちゅう。
あの当時は「少しは残業をしろよ」とか言われたり、陰で「あいつは残業もせずに帰る」なんてチクられたことも。
でもどうでしょう。
あれから5年ぐらいしか経ってないのに世の中が「残業はいけないこと」と方向転換したら、今まで散々言ってきた人たちも定時帰りは当たり前になりました。
ルールから外れていた私に「新しいルールが追い付いてきた」そんな感じです。
だからあなたも、既存のルールに縛られる必要なんてありません。
本質さえ見失わなければ、いつかはあなたの考えや行動が当たり前になるときが来ます。
あなたの可能性はあなたのルールの中にある
人が押し付けてきたルールに従っていては成長はしません。
なぜなら「やらされている」という思いが意識の中にあるからです。
他人が作ったルールで生きるということは、すなわち他人の軸で生きるということ。
一生懸命他人のルールに従っても、残念ながらあなたが成長することはないでしょう。
自分の可能性を見出し、飛躍的に成長するためには、自分軸をしっかりと持ち、自分のルールで考え行動して初めて成長できるのです。
【番外編】ルールを作りたがる人の特徴
ルールを作りたがる人には次のような特徴があります。
- 支配欲が強い
- 頭が固い
- マニュアル人間
- 自信過剰
- 思考停止している
なんでもかんでもルールを作るおじさん、おばさんは、自動的に周りの人を操れるようにルールを作りたがります。
また、ルールを作りたがる人は、能力がない上に「ルールを作った私は素晴らしい」などと自負するため、非常に厄介です。
「ルールを守れ」「ルールで決まっている通りにしろ」と言っておけば、手間が省け、簡単に人を思い通りに動かせると思い込んでいます。
こんなルールを作りたがる人を放っておくと、ルールを守らせるためのルールが作られ、ルールはさらに複雑化していき、結果や成果とは関係のない、不毛なルールでがんじがらめになっていきます。
最終的には、「何のためのルールなのか」が誰にも分からない状態となり、ルールを守ること自体が目的になってしまうため、周りの全員が思考停止に陥ってしまい、「このルール本当に必要なの?」なんて考えもしない危険な状態になってしまうのです。
このルールを作りたがる人の特徴については[ルールを増やしたがる無能な上司「思惑は透けて見える」]に詳しく書いてます。
まとめ
周りにあるルールの半分は不要だと思っていいでしょう。
あなたは、自分の時間の大半を、不要なルールのために使っています。
「このルールって本当に必要なのか?」を常に自分の頭で考え、不要なルールを排除していくことで、新しい可能性が見えてきます。
もの事の本質を見極め、限りある時間を有効活用してください。
<自分軸か他人軸か!これから先、二極化が進む>