あなたの生き方は他人が決めますか?
- 何言ってるの
- 自分の生き方は自分で決めるよ
- 他人が決めるってなに?
そう、自分の人生だから自分で決めればいいと思いますよね。
それではなぜ「生きづらい世の中」だったり「どこか面白くない人生」だったりするのでしょうか?
ぼくは「自分はなんだろうか」「楽に生きるためにはどうしたらいいのだろうか」と思う時期があり、少しずつ心理学を学び「生きづらい世の中」の原因が見えてきました。
その原因はすべて「自分自身」
ぼくたちは他人に依存しすぎていました。生きにくいことも、面白くないことも、すべて他人のせいにしていました。
そして、あまりにも自分の人生に無責任だったことを知りました。
だから自分の軸がブレ、他人に振り回されていたのです。
ブレない人は他人に流されず、自分の行きたい方向へ真っすぐ向かって行きます。その姿はかっこよく映り、輝くオーラを身にまとっています。
そんなブレない人にあなたもなれるはずです。
今回この記事では、今日から少しずつ「生き方が楽になる」「輝く人生を送る」ために、振り回されない心の作り方について解説していきます。
他人に振り回されるのは「他者依存」が9割
振り回されて疲れるのは、決定権を他者にゆだねているから。
たとえば、ランチにトンカツ定食が食べたいと思っていても、お店を選ぶ決定権を同僚にゆだねていれば同僚が食べたいラーメンになってしまいます。
せっかくお金を払うのに、食べたかったトンカツ定食が食べられないなんて面白くないですよね。
「トンカツ定食が食べたいって言ったら嫌われるかも」「同僚はトンカツの気分じゃないかも」と考えてしまって言い出せないことがあると思います。
流されるほうが楽、しかし・・・
人間は少なからず集団の中で生きています。
自分の生き方をしているつもりでも、他人の意見や価値観に振り回され「自分はどう見られているのだろうか」と気になり、挙句の果てには評価欲しさに「媚びり」、「八方美人」になっていきます。
- 嫌われたくない
- 自己中だと思われたくない
- いい人に見られたい
こうなると「他人の評価=自分の価値」となり、自分の生き方を捨て「他人の軸」で生きていくことになります。その結果、他人の行動や考え方が変化するごとに「自分の生き方がブレる」ことになるのです。
他人の軸の生き方に慣れてくると、だんだん自分で考えることが面倒になり、流されるほうが楽だという「他者依存」に陥ります。
ですが、心の中に隠した本心とのズレは必ずモヤモヤッとした違和感が残ります。
日常にあなたの決定はどれほどある?
私たちは職場にしても学校にしても家庭にしても、一日の大半を誰かと過ごしています。そんな中であなたの決定権はどれほどありますか?
ルールや常識に縛られて「ほとんどない」と言ってもいいでしょう。
「ラーメンかカレーライスかパスタか、どれがいい?」
提示された選択肢でさえ、決定権があると見せかけて誰かの思惑どおり。
決定権がない。これが「生きずらい世の中」の正体であり「面白くない人生」の根本です。これではいつまでたっても「自分に自信が持てない」「勇気がでない」と苦しむことになります。
自分の人生を生きているつもり
「他人の軸で生きるとただの歯車」
ある本の中に
あなたの人生はたぶん、地元の小・中学校に通い、それなりの高校や大学に入って遊んだあとどこかの会社に入社して、結婚して子どもをつくって、せいぜい課長か部長まで出世して、60歳半ばで退職し、その後10年か20年趣味を生かした生活を送って死ぬ。
どうせこの程度のものだ。
しかも絶望的なことに、これがもっとも安心できる人生なんだ。
『なぜ生きる』より
また今日も同じ人とすれ違う。私もあの人も決まった行動の繰り返しなんだと実感します。
ゴールのない単調な日々「頑張って生きていれば、そのうちいいことがあるよ」と無責任な言葉を聞かされても、「人生の目的」がはっきりしない限り、ぼくもあなたも深い闇の中にいて同じ場所をグルグルと回っているだけの歯車なんです。
ぼくは自分の価値観で生きてきたつもりでした。仕事も真面目に取り組み、一生懸命努力を重ねてきたつもりでした。
しかし結局のところ「真面目な自分」「一生懸命に努力」は自分の価値観ではなく、他人の評価欲しさに「他人の価値観」で生きていたということです。
自分らしくとは?
ただ、誤解してはいけないのは「自分らしく」あることとは、自分勝手や他人を軽視することではないこと。
「物事を自分の基準に照らし合わせ決断すること」
自分の基準で決断したことには目的がハッキリします。全ての行為が意味を持ちます。そして充実した生き方となります。
たとえ、失敗があったとしても、それらもあなたの力となるのです。
「自分の軸で生きている」ブレない人の5つの特徴
ブレない人は独特の雰囲気があって一目置かれる存在ですよね。一本の軸が「ビシッ」と通っていて、同性からも異性からも魅力的に映ります。
- 独自の価値観を持っている
- 自分の時間を楽しんでいる
- 感情が安定している
- 他人を変えようとはしない
- 勇気と覚悟がある
深掘りして見ていきましょう。
独自の価値観をもっている
ブレない人は「みんながそうだから」という考えで、もの事を決定することはありません。
「自分はなにを大切にするか」明確な基準を持っていて、小さなことから大きなことまで自分で決断していきます。だから、人の顔色をうかがって迷うこともなく、流行りに流されることもなく、自分の決めた道を真っすぐに進んでいきます。
服装にしても持ち物にしても人とは違う「色」を大切にしています。
そして、常識やルールに縛られない「自由」を持っています。
自分の時間を楽しんでいる
ブレない人は「孤独」を楽しむことができます。
ひとりの時間が寂しいと感じることはなく、むしろその時間を大切にしたいと考えています。
ひとりの時間を「自分と向き合う時間」にあて、思考をまとめたり知見を広げることに使います。けして、YouTubeやSNS、テレビに時間を奪われることはありません。
感情が安定している
ブレない人は感情が安定していて、ささいなことで怒ったり、落ち込んだりすることはありません。
なぜなら、自分の人生に責任をもって生きているからです。
自分の軸で生きている。すなわち、自分の基準に照らし合わせて決断しているので、他人の言動に左右されることはなく、ブレることがありません。
他人を変えようとはしない
自分と他人が違うことを十分理解しているため、他人を変えようとか、コントロールしようとかという考え方はもっていません。
極端な言い方をするなら「みんな違って、みんなどうでもいい」と思っています。
そして、他人は変えられないけど、自分はどんどんアップデートできることは知っています。なので、自分をアップデートしていく努力は惜しみません。
自分らしく生きるためには「自分を自分の基準に照らし合わせ、自分を変えると決断」することが重要だと知っています。
勇気と覚悟がある
ブレない人は、失敗をいとわない勇気と責任をとる覚悟があります。
だから前へ前へ進んでいくことができます。
同調圧力や権力に屈しない「信念の刀」が身体の中に通っています。
他人を変えることはできないけど、自分は変えることはできる
「生きづらい世の中」「面白くない人生」だといくら嘆いてみても、世の中や他人のせいにしてみても、なにも変わりませんよね。
私たちは他人の言葉に一喜一憂する。他人からどう見られているか、つねに気をつかい、神経をすり減らす。「人に笑われるような者になるなよ」と親や教師から教訓されもした。自己を知る大きな信頼を、他人という鏡に寄せているといってもよかろう。だが果たして、他人は適正な評価をしているのか、というよりもできるのだろうか。
『なぜ生きる』より
「ご都合主義でコロコロ変わる、他人の価値基準の曖昧さと、無責任さを笑おうではないか」⇐これテストに出します!
他人の価値観で生きていても、その他人は結局、あなたの人生の責任をとってはくれません。とれるはずもありません。
自分らしく生きるということは、ブレない自分の在り方を芯にたずさえ、自分の生き方に責任を持つということです。
まずは他人の軸から自分の軸へ変えていく必要があります。
- 嫌われる勇気を持つ
- 心と時間に余裕を持つ
- 優劣で判断しない
嫌われる勇気を持つ
「嫌われる勇気」と言えば、アドラーの心理学で有名な良書ですよね。
人はだれしも「嫌われたくない」「傷つきたくない」と思い、自分を押し殺して生きています。
ですが、これがそもそもの間違い!
自分を偽っても他人に好かれることはありません。ましてや輝いて見られることもありません。他人の言いなりでブレブレなのはカッコ悪いですよね。
嫌われる勇気とは、わざと嫌われろという話ではなく、自分の信念を貫き通せる勇気を持てということです。
人間関係には「2:6:2」の法則があります。
簡単に説明すると、あなたがどんな人間であろうと「2割の人からは好かれる」「6割の人からはどうでもいいと思われる」「2割の人からは嫌われる」という法則です。
全員に好かれるのも全員に嫌われることも不可能ってことですね。
少し前にも書きましたが、他人からの評価は曖昧で無責任なものです。
だから他人からの評価は一切気にしなくても大丈夫です。
心と時間に余裕を持つ
ブレない人の姿をイメージしてみてください。
そこにゆったりとした余裕を感じると思います。ブレない人は心にも時間にも余裕を持っています。
自分の軸で生きているからこそ他人に心も時間も奪われず、自分を大切にすることができます。
心と時間に余裕があることで、自分の価値観を磨き上げることができますし、心と時間を充実した人生を送るために使うことができます。
優劣で判断しない
人と比べて「優れている」「劣っている」の判断をすることは、他人を基準にするということです。
「みんな違って、みんなどうでもいい」とあるように、人と違うのは当たり前のことですし、違っていたからと言って自分の人生に影響のないどうでもいいことです。
目を向けるべきなのは他人ではなく自分自身です。
昨日の自分より今日の自分が少しでも成長するように努力する。明日の自分はもっと素敵になるように目標を立てる。
ブレない人は常に自分を基準にしているからこそブレないのです。
【まとめ】自分の人生に責任を持つということ
「苦労して、恥をかき、涙を流して」も、そして「いくら笑われても」、自分らしく生きるあなたは「魅力的で最高にかっこいい」
あなたはもう他人に流されず、自分の行きたい方向へ真っすぐ向かって行きます。その姿はかっこよく、輝くオーラを身にまとっています。
「あなたは自分の価値観で自分らしく生き、自分を評価すべきである」
最後に、もう一度あなたに問います。
『あなたの生き方は他人が決めるものですか?』
<自分軸で生きる3つの方法>