【努力はムダ?】頑張っても報われない理由は「他人目線」

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努力の方向性

「一生懸命がんばっているのに、なんか損な役回りだな……。」

こう

なんて思ったことありませんか?

「努力をしても認めてもらえない」と感じている方がほとんどだと思います。

ではなぜ、努力は報われないのでしょうか。

そもそも努力は「認めてもらう」ものではありません。かんたんに言えば、努力は他人に向けて行うものではなく、自分に向けて行うもの。

要は、努力の方向性が間違っているのです。

そこで今回この記事では、わたしたちの努力が報われるために、努力の正しい方向性についてお話していきます。

記事を読み終えるころには考え方がアップデートされて、新しい方向に向かって歩き出せるはずです。

目次

努力ってなに?

最初に「努力」について整理しておきましょう。

こう

努力ってどんなイメージですか?

  • やりたくないことをする
  • 苦手なことを克服する
  • ツラいことにも耐える

努力って「努力=苦労」みたいなネガティブなイメージが強いですよね。

勉強だってそう、仕事だってそう。「あなたは努力が足りない」「お前はもっと勉強しろ」なんて言われるものだから、努力は苦しいものだと思ってしまうのも当然。

「努力」をWikipediaで調べると

努力とは?

努力(どりょく)とは、目標を実現するために、心や身体を使ってつとめること。

引用:Wikipedia

ほんとうは努力って自分の夢や目的を叶えるためにするもので、本来はポジティブなことなんですよね。

努力はだれのため?

努力をする意味は「自分の夢や目的を叶えるため」でしたよね。

それでは、努力が報われないと思っているあなたはいったいだれのために努力をしていたのでしょうか?

こう

「自分のため」ではないはずです。

  • 上司からの評価が良ければ給料がアップするかも
  • 頑張っていい点数を取れば親に褒められる
  • 彼氏、彼女に尽くせばもっと好きになってくれるはず

要するに「だれかに認められたいがため」の努力をしてたわけです。

他人を軸に努力をしても・・・・・恩恵を受けるのは他人

「自分軸と他人軸」 聞いたことがある方も多いと思います。

かんたんに説明すると

自分軸と他人軸って?

自分軸とは、「自分はどうしたいか」「自分はどう在りたいか」など、自分の考え方や気持ちを基準にすること。

一方、他人軸は、他人からの評価を気にして自分のことは後回し、他人の意見を優先して行動すること。

上司や親、彼氏彼女に認めてもらいたいがための努力は、他人を軸とした行動です。他人のために努力をしているのだから、あなたの努力の恩恵を受けるのはもちろん他人。

たとえば、彼氏にもっと好かれたいと思って彼氏の言うことをなんでも聞く。彼氏が「今から会いたい」と言えば、自分の都合は後回しにして会いに行く。自分の趣味じゃないけど彼氏好みの洋服を着る。

彼氏からすると、なんでも言うことを聞いてくれる彼女で満足かもしれません。あなたも彼氏の満足そうな顔を見てうれしくなるかもしれません。

ですが、そのうち彼氏はあなたの努力が当たり前になり、ちょっとしたことで不満を持つようになります。そうすると、好きになるどころか、心はだんだんと離れていきます。

「上司に認めてもらいたい」「親にほめられたい」「彼氏にもっと好きになってほしい」

こう

一見すると目的のように感じますよね。

だけど他人の評価ほど不確かなことはありません。

あなたの努力は他人に恩恵を与えるばかりで、自分自身に正当な評価として返ってこないことを覚えておいてください。

待ち受けるのは燃え尽き症候群

他人のために努力をしていると、最初のうちは「よく頑張ってるな」「ありがとう」と評価されることが多いですよね。

しかし、先ほどの彼氏のように、時間がたつにつれてあなたの努力は当たり前だと受け取られることに。

こう

人は無条件に与えられつづけると、それが当たり前になる。要は、慣れてくるってことです。

そうなると今までの努力では評価されず、「もっと頑張らなくちゃ」「自分はまだまだ努力が足りない」と考えてしまうようになり、さらに努力を強いられるようになります。

ここまでくると、体力も精神力も削られ消耗し、限界に達します。

「ポキッ」と心が折れる。

心も筋肉と同じ。限界を超えて酷使しつづければ、いずれ肉離れをおこすようにダメになってしまいます。

「いままでの努力はなんだったんだろうか」「あれだけ頑張ったのにダメだった」挙句の果てには「自分はなにをやってもうまくいかない」と思うように。

こう

これが燃え尽き症候群の正体。

燃え尽き症候群って?

燃え尽き症候群「バーンアウトシンドローム」

それまで人一倍活発に仕事をしていた人が、なんらかのきっかけで、あたかも燃え尽きるように活力を失ったときに示す心身の疲労症状をいいます。

主要症状として、心身の疲労消耗感のほか、人と距離をとり感情的接触を避ける、達成感の低下などが認められています。

精神医学的にはうつ病と診断されることもあります。

引用:こころの耳

他人への努力は浪費、自分への努力は投資

努力はお金の使い方に似てます。

お金の使い方は3パターンに分けられます。

お金の使い方3パターン
  1. 浪費:ムダな出費
  2. 消費:日常に必要な出費
  3. 投資:価値を生む出費

お金の使い方で大切なのは「浪費をやめて消費を抑え、いかに投資に回せる割合を大きくしていけるか」ですよね。

努力の場合は、お金だけではなく、時間や労力も含まれます。

他人に費やす努力「時間、労力、お金」はムダな浪費と同じ。

「上司に認めてもらいたい」「親にほめられたい」「彼氏にもっと好きになってほしい」と、一見すれば目的を叶えるための努力に見えますが、他人に費やした時間、労力、お金は将来価値を生むことなく他人に喰われていきます。

こう

努力も大切なのは投資的な考え方。

「他人のために」はイケないことなの?

ここまでの話を聞いていると「人のためになにかをするってダメなことなの?」「なんか冷たすぎない?」と思われた方もいますよね。

こう

ここで誤解を解いておきましょう。

だれかのために一生懸命になれること、力になることは素晴らしいことです。

ただし、条件があります。

「無条件という条件」

努力とは別次元の話で、どちらかと言うと「愛」や「信頼」に近いお話。

努力には目的があるけど、愛や信頼には目的がない。

○○をしてくれたら愛しますよ。○○をしてくれたら信頼しますよ。これは愛でも信頼でもありませんよね。条件付きの愛や信頼は存在しないのです。

人助けに見返りを求めだすと目的が生まれ、「こんなにしてあげてるのに」と不満が生まれてきます。これでは努力の浪費と同じこと。

だから、無条件に与えることが大切なんですよね。

自分への努力は貯金ではなく複利

自分への努力はどんどん複利がついていき、気がつけば大きなものになります。

複利って?

複利とは投資用語で、元金についた利子にさらに利子がついていくこと。たとえば、元金100万円で年間5%の利子がつく場合、1年後は105万円、2年後は元金100万円と利子の5万円に利子がつき110万2千5百円になり、10年後には約162万8千9百円になります。

努力に当てはめてみましょう。

いまの自分の能力を1だとして、1日に1%の努力をすると1年後にはどれぐらいになると思いますか?

こう

答えは約37.783です。

たった1%の努力で約38倍になるんです。

さらに「努力=投資」の考え方が身に付いてくると

  • ムダが見えてくる
  • 努力を努力と思わなくなる
  • 目的が叶いやすくなる

いままで消耗していた時間、労力、お金をどんどん自分に投資できるようになれば、元金が増えて利子も大きくなっていきます。

そう考えると、いままでの報われない努力ってもったいないですよね。

【まとめ】報われる努力は方向性が9割

努力は自己投資。

自分の目的にベクトルを合わせ適切な努力ができるようになると、夢や目的は叶いやすくなります。

一方、方向性を間違えて「他人」を基準に努力をすれば、報われない努力になってしまいます。

こう

「だれかに認められたい」この気持ちもわかります。

だけど、だれかに認められるための努力で振り回されるだけの結果に終わります。自分を輝かせるための努力をしていけば、おのずと認められるようになります。

彼氏にもっと自分のことを好きになってもらいたい。それならもっと魅力的になっていけばいいだけの話。そうしたら、彼は手放そうとはしないはず。もしかしたら、もっと素敵な人に出会う可能性もあります。

今日からは「だれかのため」ではなく、「自分のため」に舵をきって努力をしていきましょう!

努力はムダではありません。

自分への努力はきっと報われます。

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