自分の人生を歩むためには、たったひとつ決まりがあります。
それは『自分にウソをつかないこと』
人に合わせすぎて自分を抑え込んでいませんか。人の期待を裏切らないように生きていませんか。
- やりたくないPTAの役
- 気をつかうママ友とのランチ
- 誰にでもできる仕事
- 気の乗らない飲み会
- 急な残業や休日出勤
日常には断りたい場面がたくさんあると思います。
でも「NO」が言えない。
ひとつひとつは小さなことかもしれません。ですが、どんな小さなことでも積み重なっていけば、あなたの時間を押し潰す障害になります。
たった一言「NO」が言えないばかりに他人の人生を歩むことなるのです。
「YES」は自分へのウソ
やりたくもないこと、気がのらないことでも、他人の顔色をうかがい、嫌われたくないばっかりに「YES」と言っていれば、人から嫌われることはないでしょう。
しかし「NO」と言えない自分をどんどん嫌いになっていきます。自分からもどんどん嫌われていきます。
自分を押し込めば
- 誰とも争わないでいいかもしれない
- 怒られることもなければ、嫌われることもないかもしれない
- いい人に見られるかもしれない
ですが、不本意は「YES」は自分にウソをついているのと同じなのです。
自分らしく生きたいと思うのなら「NO」と言える人になろう。
人生のリソース(資源)は限られている
わたしたちの生活は、お金、健康、能力、才能、人間関係、時間など、さまざまなリソースで成り立っています。
そして、リソースの中でもっとも重要なのが「時間」です。
一日24時間、これだけは地球上すべての人に平等に与えられたものであり、買うことも増やすこともできない貴重なもの。
言わば「時間は命そのもの」なのです。
人生は一冊のノート
人生は真っ白な一冊のノート。
人によってページ数は違います。しかも、何ページあるのかは誰にもわかりません。もしかしたら次のページはないかもしれません。
一日は1ページ、あなたの書き込めるスペースはあるだろうか。どれだけ自分のことを書き込めるだろうか。
不本意な「YES」で他人にノートを渡すようなことがあってはいけません。
「NO」と言うこと。それは自分の命を守るはっきりとした表明なのです。
あなたの大切なものは?
誰にでも大切なものはあります。
- 子どもたちとキャンプ
- 恋人とのディナー
- ワンちゃんのお散歩
- 趣味の釣り
- ゴロゴロしながら見る映画
これらすべては時間の中に存在します。
「NO」が言えないと、これらの大切な時間がどうでもいい予定に侵食されていくことになります。
仕事が忙しくて自分の予定を入れられない。急な飲み会で家族との予定を延期した。
誰でも一度や二度は経験があると思います。
時間はトレードオフ(何かを得れば何かを失う関係性)であり、ひとつの時間の中でひとつのことしかできません。
だから、他人時間が増えれば自分時間を失うことになります。
「NO」と言えないわけ
すべての人は不本意な要求、提案に「NO」と言いたい。
「NO」と言うことは、自分らしく生きるために必要なことですが、人はなかなか「NO」を言うことができません。
これには日本人特有の教育や文化が深くかかわっており、わたしたちの性格に染みついているからです。
日本人を取り巻く教育環境は「いい子」であることが当たり前であり善とされてきました。逆に、親や先生の言うことを聞かなかったり、自分の意見をはっきり言う子は煙たがられ、和を乱す存在とされてきました。
「いい子」に見られるように、常に誰かの顔色をうかがいながら自分を押し殺して生きている。
これは大人になってからも同じです。
組織の一部として評価されるのは、意見をはっきりと述べる人ではなく、組織のルールや上司の命令になんの疑問も持たない従順な人。
下手に断れば角が立つ。嫌われたくないし、評価が落ちるぐらいなら自分を出さないほうがいい。
良くも悪くも「事なかれ主義」これこそが大人だと信じて疑わない。
不本意な要求を我慢して吞み込めば、その他大勢として目立つこともない、攻撃されることもない。誰かの言いなりになっていれば、自分の責任だと感じなくて済む。
「NO」と言える人になりなさい
「NO」と言わず、誰かのいいなりに生きていれば楽かもしれません。
ただ、その瞬間から、あなたの人生は窮屈でつまらないものに感じてしまうでしょう。
このまま「いい人」を演じ続けても10年後、20年後も変わることはありません。いつも「めんどくさい」を頭の中に抱え、「NO」と言えない不平不満をグチという形で吐き出す。
そんなつまらない人生をずっと続けていきますか?
あなたはもっと自由なはずです。あなたはもっと自分を生きるべきなのです。
最初はちょっと怖いかもしれません。
しかし、自分の人生を歩み始めた途端に、「なぜ、もっと早くこの道を選ばなかったんだ?」と思えるようになります。
ほんの少しの「勇気」と「慣れ」があなたを自分の道へと導いてくれることでしょう。
さあ、今日から「NOと言える人になりなさい」
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