「あの時の失敗を忘れられない」「あの頃に戻ってもう一度やり直したい」
誰だって一度や二度、いやもっとたくさん思ったことがあるはずだ。
【もう戻れないから後悔をする】
そう人生はやり直しができない。
100年後、1000年後の未来でさえ、時間を巻き戻すことは不可能な気がする。
だって私たちが人生を巻き戻したら、私たちに関わったすべての人の人生も変わっちゃうから。だって誰かが人生を巻き戻したら、私たちの人生も変わっちゃうから。
人が好き勝手に時間を操って、自分の都合のいいように人生をコントロールするようになったら、世界は先に進まなくなって崩壊する。
だから「人生は後戻りできないほうがいいんじゃないかな」と思う今日この頃。
後悔が不毛である理由
簡単に言っちゃえば「後悔してもどうにもならないから」
生きていれば「なにを食べようか」なんて小さな決断から、「誰と結婚するか」「どんな仕事に就くか」なんて大きな決断があるけど、「これにして良かった」と思うこともあれば、「失敗したな」と思うこともある。
でも結局、未来なんて誰にも予知できないから、未来にたどり着いてみないと結果なんかわからない。
だから過去に戻って選択をし直しても、後悔することになるかもしれない。
「未来は予知できない」「過去は変えられない」
だから後悔は不毛なんだ。
後悔を味わい尽くせ。そして捨てろ
「後悔先に立たず」
このことわざは「過去を悔やんでも仕方がない」だから前もって熟考することが大切だと言う意味らしいけど、私は違う解釈をしている。
その時その時は「最善の選択」をしているつもりでも、後悔することはよくある。だからいくら熟考してもこの先に後悔があるかないかなんてわからない。
だから後悔先に立たずとは「後悔なんて先には見えないのだから前に進め」だと思ってる。
【過去を悔やむなら、一晩でも二晩でもとことん悔んで、苦味を味わい尽くせ】
あえて苦味を味わい尽くす、これは女性の失恋とよく似ている。
女性は失恋をすると思いっきり悲しみを増幅させ、涙が枯れるまで泣き続ける。そして数日も経つと「あれ?なんで悲しかったんだっけ?」って幸せそうにスイーツを頬ばる。
後悔も失恋と同じで、中途半端に考えるとズルズル引きずる原因になって長引く。そうなると後悔がまた後悔を呼び寄せ、うじうじと悩み先に進めなくなる。
だから後悔するときはとことん味わう。
ガムみたいに味がなくなるまで噛み続けたらもう必要はない、ゴミ箱に捨ててしまおう。
前に進み続ける者に後悔は訪れない
「後悔はどこにあると思う?」
後悔は常に後ろにある。自分が進んできた道に石ころみたいに転がってる。
私たちはもう戻れないんだ。だから後ろに転がってる石ころなんかに興味はないんだよ。
これから進む先には、もちろん後悔の石ころなんか落ちていない。
だから前へ前へ進む人には、後悔なんて訪れないんだ。
振り返ったら石ころだらけ、人生ってそんなもんなんだ。
<大人たちよ夢中になれ>