- 後出しジャンケンをする人にイライラする
- 腹が立つし一言いってやりたい
- なにか黙らせるいい方法はないの?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
私も後出しジャンケンをする人にイライラしていましたが、心理カウンセラーの資格を活かし撃退しています。
この記事の『卑怯者を黙らせる方法』を習得すれば、後出しジャンケンをする人を黙らせることができますよ。
ジャンケンの必殺技「後出し」
よほど頭の回転が悪くない限り、必ず勝てる卑怯な技です。
この世の中には、この卑怯な必殺技を使う人が少なからず存在します。とくに多いのは職場の「上司」「先輩」など、仲間とも呼べる人たち。
事前に報連相しているにも関わらず、後になって
- 「あの企画、無理だと思ってたんだよな~」
- 「どうすんの?これ?」
- 「これじゃダメだよ~、だから言ったじゃん」
こっちとしては「思ってたなら先に言えよ」「どの立場でもの言ってんの」「そもそも言うとおりにしたんだけど」と腹は立つしイライラするし呆れるしでやってられません。
ほんと同じ職場、同じ部署、同じチームの「上司や先輩ってなんなの?」って感じです。
なぜこの人たちは後出しジャンケンまでして仲間に勝ちたいのでしょうか?不思議でたまりませんよね。
そこでこの記事の前半では、心理学と私の実体験をもとに『後出しジャンケンをする人の心理』を解説して、後半では『卑怯者を黙らせる方法』を解説します。
「仕事なのに他人事」後出しジャンケンをする人の心理
私もたくさん経験しましたが、後出しジャンケンをする人は例外なく「悪いのは俺じゃない!あいつがやったことだ」と責任を転嫁してきます。
まるで自分には関係ない自分の責任じゃないと言わんばかりに、そして他人事のように振舞うのでたまったもんじゃありません。
後出しジャンケンをする人に慣れてくると、その初回の言動からでも「あ~責任取りたくないんだな」「後でいい顔したいんだな」と手に取るように分かってくるので面白いです。
ですが!「面白い」だけではすみません。このような人たちに目をつけられたら、あなたが「実害」を被ります。
後出しジャンケンをする人の心理はどうなっているのでしょうか。
まずは心理学の観点からその心を読み解いていきましょう。
楽して利益を得たい「テイカー」
テイカーと呼ばれる人たちをご存知ですか。
ギブ アンド テイク(与える・もらう)の言葉は有名ですよね。「ギブ」が自分から与える、「テイク」が相手からもらうことです。
テイカーとは、自分の利益だけを考え、相手からもらうことに執着する人のことをいいます。
後出しジャンケンをする人は、まさしくテイカーであると言えるでしょう。職場なら部下や後輩に損失を押し付け、自分は利益だけを得ようとします。
しかも、限りなく楽をして利益を得ようとします。
後出しジャンケンは、テイカーにとってうってつけの方法です。ほとんど労力を使わず、なにか問題が起こってもすぐに他人に責任を転嫁できる、うまくいけば自分の利益になる、言うことはありません。
また、後出しジャンケンをする人は、権力者に対して「こびへつらい」いい印象を与えようとしています。これも楽して利益を得たい「テイカー」の特徴でもあります。
自分の手は汚さない「究極のナマケモノ」
基本、後出しジャンケンをする人はナマケモノです。
「キツいことや大変なことはしたくない」が原則としてあるため、そのような仕事はあれこれ理由をつけて人任せにします。
いつも考えていることは、責任逃れの言い訳しかありません。
だからとっさの言い訳は神レベルです。「よくもまあ、ペラペラと言い訳が出てくるな」と素直にすごいと思います。ですが、その口のうまさを違う形で仕事に活かせば成果がでると思うのに、もったいない。
人からよく思われたいために、手柄を得るためには他人を利用します。責任を取りたくないために、トラブルが発生しそうなところには近づきません。
もっと言えば手柄が取れるところには進んで顔を出し、トラブルが発生して大問題が発生しそうなところには人を送るという手法を使います。
このように後出しジャンケンをする人は、部下や後輩の提案や仕事ぶりに対し、重箱の隅をつついたり、揚げ足を取ったりしますが、自分から具体的な意見を出すことはありません。
なぜなら「具体的な意見=自分の責任」になるからです。重箱の隅をつつく、揚げ足を取ることは感想であり意見ではありません。感想には責任が伴いませんので「言うがやすし」なんですよね。
例えば
- これ○○だと思うけど大丈夫?
- もっと検討したほうがいいんじゃない?
- うまくいかなかったらどうすんの?
など、こちら側に意見を求める発言が多く、最終的には「お前に任せるわ」と決して自分から「よし!これでいこう」など決断をすることはありません。
後出しジャンケンをする人の「お前に任せる」の言葉は、「お前の責任だからな」に言い換えることができます。
自信のなさからくる「不健全な承認欲求」
自信がなく行動できない人は現在や未来に焦点をあてるのではなく、過去にばっかり焦点をあてます。
なぜなら、現在や未来に焦点をあてると「じゃあ、やってくださいよ」と言われるから。
自信のない人にとって結果のわからない現在や未来は「うまくいくかどうか不安」です。だから結果のわかっている過去、それも人のミスや失敗を責め他人事にしたほうがが楽なのです。
「認めてもらい」と思う承認欲求はだれにでもあるものです。
ですが後出しジャンケンをする人は頑張って承認を得るのではなく、人の揚げ足を取り承認を得ようとします。
人の失敗を振り返り「あのときこうしておけば良かったんじゃない?」「私ならうまくやれたんだけどね」は誰にでも言えます。周りの第三者が聞けばもっともらしい意見に聞こえます。
後出しジャンケンをする人は自分の結果ではなく他人の結果から承認を得る、不健全な承認欲求のなのです。
ズルい卑怯者を黙らせる方法「じゃあ〇〇」
後出しジャンケンをする人を黙らせる方法は、他人事から自分事に変えることです。
かんたんに言えば、後出しジャンケンをする人は「自分には関係がない」「自分には責任がない」と思っているので、関係がある状態、責任がある状態にしてしまえばいいのです。
「むずかしそう」と思うかもしれませんがかんたんです。
これから2つの方法を解説します。
- 「じゃあ、おまえがやれ」のストレートで勝負する
- 「ぼくたち、わたしたち」の変化球で打ち取る
卑怯者を黙らせる方法を使えば、後出しジャンケンをする人は黙ります。
「じゃあ、おまえがやれ」のストレートで勝負
「じゃあ、おまえがやれ」は威力の高い剛速球です。
まあ上司や先輩に向かって「おまえがやれ」とは言えないと思うので、つぎの言い方を参考にしてください。
- そうなんですね!じゃあ○○さんお願いします!
- いいアイデアがあるんですね!では〇〇さんのアイデアでいきましょう!
- さすがですね!今度から指示してもらえたら助かります。
このように言うと「いや~おれ、ちょっと忙しいから」とか「それはおれの仕事じゃないから~」とか言って逃げていくので静かになります。
さらに卑怯者が逃げ腰になったところで追い打ちをかけておきます。
- そうですか~、でも次回は○○さんの意見でいきましょう!
- 残念です。でも今度からは○○さんの指示に従いますね!
追い打ちをかけておけば、あなたに関わると「危険」と判断して近づいてこなくなります。
「ぼくたち、わたしたち」の変化球で打ち取る
上司や先輩に対して「おまえがやれ」のストレート勝負が苦手な方は、「ぼくたち、わたしたち」の柔らかい変化球を使うといいでしょう。
たとえば「はじめから無理だと思ってたんだよね~」と言う先輩に対して
- ○○さん(卑怯者)といっしょに考えたのにダメでしたか~。
- 先輩とぼくで決めた企画は最初から無理だったんですね。
- ぼくたちのアイデアは無理でしたか。どうしたらいいと思いますか?
これで「自分には関係がない」「自分には責任がない」と思っていた卑怯者を当事者に巻き込むことができます。
「先輩にも関係があるでしょ」とやんわり気づかせることで卑怯者は黙ります。
あなたが損をしないための3つの防衛策
できることなら近づかない
後出しジャンケンをする人は、目下の者に対して明確な指示を行わない特徴があります。
指示を求めても「自分で考えてやってみて」など、キレイ事や一般論しか話ません。
参考記事:理想論ばかりを語る人はカッコよく見える?|実は臭いものに蓋をしているだけなんです
どんなに詳細な報告をしていてもトラブルが発生すれば間違いなくあなたのせいにされるので、このような人とは距離を取るのが一番です。
もっと上に相談する
後出しジャンケンをする人と仕方なく仕事をしなければならない状況であれば、その人より上の立場の人に逐一報告しておくことであなたへ責任転嫁を防げます。
たとえば「自分で考えてやってみて」であれば、上の立場の人に「考えてやってみてと言われたので、このように進めたい」と報告しておいたり、トラブルが起きた場合は詳細を報告しておくなのど対策を取ることが大切です。
周囲を仲間につけておく
同僚や後輩を仲間につけておき、その人の情報を共有しておくことで責任転嫁されそうになったときに助けてくれる場合があります。
その人の指示はあなた一人で聞かず他の同僚や後輩、できれば他の人がいるところで聞くようにするか、確認するようにしましょう。
後出しジャンケンする人、実は弱みがたくさんある
後出しジャンケンをする人は怠け者。
実は他人を批判しながらも、自分はサボってパチンコに行ったりします。
結局、責任を他人に押し付ける人なんてこんなもん。真面目なフリをしてサボっています。
ほかの人と情報共有していれば、こんな情報なんて簡単に手に入ります。
いざという時のために、情報は持っておきましょう。
まとめ
私たちはこのような人にだいぶ責任転嫁されてきたと思います。
このような後出しジャンケンをする人は、本人のわからないところで責任を押し付けているクソみたいな人間。
できれば相手にしないことが重要ですが、我慢できないときは直接文句を言ってやりましょう。
みなさんは防衛策をちゃんと取って、餌食にならないようにしましょうね。
<めんどくさい人間関係を捨てませんか?>