ちょっと離れた所から、冷めた目で自分を見つめていることがありませんか。
大人になると、楽しいことや嬉しいことでも「大人げない」「みっともない」と心にブレーキをかけてしまうもの。
しかし「本当にそのブレーキ必要なの?」「大人ははしゃいだらダメなの?」
今回は「夢中になることで人生が楽しくなる」をテーマにお話します。
大人になるとワクワクがなくなる理由

大人になると、子どものころのワクワクがなくなってしまうのは、過去の経験をもとに結果を予測したり、楽しいこともいずれ終わりがくることを知っているからなのです。
例えば一緒にいて楽しい友人との食事会でも、終わりが近づくにつれてテンションが下がることがありませんか。
大人は終わりの寂しさを少しでも和らげるために、自己防衛の手段として気持ちをフラットにしてしまうのです。
夢中になるためのコツ

「さあ!夢中になろう!」と言っても、何をしていいのか分からない。
たぶんほとんどの大人は、最初の一歩が踏み出せないのではないでしょうか。
まずは常識に縛られない思考を身に付ける
大人はいつも常識に縛れています。
「普通はこう」「常識的にはこう」「一般的にはこう」など、ありとあらゆる場面でみんなと一緒の心理状態が働き、大人=常識人と決めつけています。
しかし「常識とはなに?」と問いかけると、「みんながしているから」「常識だから常識なの」と答えにならない答えが返ってきます。
常識とは、決めつけから生まれた見えない鎖なのです。
【常識は存在しない】
常識に縛られない思考は、情報を浴びることで身に付けることができます。
一番の方法は「本を読むこと」です。
どんな本でも構いません。興味のある本を手に取り、読み始めてください。
自分はこう思っていたのに、本には違う視点から書かれていることがよくあります。
どんどん情報を取り入れ、自分の中の常識を破壊していきましょう。
興味あることは片っ端からやってみる
常識から解放されたら、次は興味あることを片っ端からやってみましょう。
これやってみたいな、あれ面白そうだなと思うなら、結果なんか考えずにとりあえず手を出してみる。
「途中で飽きたらどうしよう」などの考えも不要です。飽きたら次に行けばいいだけのことです。
何に夢中になるかなんて、やってみないとわかりません。
私も何気なく始めたイカ釣りですが、もう10年が経とうとしています。今では教えてくれた人より毎年多くのイカを釣りあげています。
夢中になるから時間も忘れ、一睡もせず夜通し釣りをしていたこともあったし、釣れなくても苦にならない、また明日挑戦しようとワクワクしています。
夢中になれば人生楽しくなる

多くの人は「楽しいから夢中になる」と考えがちです。
しかし実は逆なんです。
「夢中になるから楽しい」のです。
夢中になるとアイデアが生まれる
夢中とは「何かに心を奪われ、他のことを考えないこと」
簡単に言えば「一点集中」ですね。
私はイカ釣りのシーズンになると、常に頭の中はイカのことでいっぱいになります。
「装備に工夫はできないか」「こうやったらもっと釣れるんじゃないか」といろいろなアイデアが生まれてきます。
アイデアが生まれると、もちろん試したくなります。
試したアイデアでうまくいくいけば、楽しくなるからもっと夢中になり、またアイデアが生まれる。
なんとなく考えるだけではアイデアは生まれない、夢中になるからこそアイデアは生まれるものなのです。
本来、努力とは辛くないもの
努力と聞くと、「辛い」「我慢」「キツイ」などのイメージがありますよね。
しかし、努力はけして辛いことでもキツいことではありません。
例えば、早起きして勉強をするとしましょう。
イヤな勉強なら、なかなか起きられないですよね。しかし自分の好きなことや興味のあることなら、苦も無くパッと目が覚めるはずです。
そして好きなことを学ぶために、時間も忘れて没頭するはずです。
「夢中になることが努力」
好きなことを好きなだけやる、これが本来の努力なのです。
夢中になれば人生楽しくなる
夢中になればアイデアがどんどん生まれ、時間を忘れ好きなことをとことんやれば、濃厚で充実した時間を過ごすことができます。
時間とは命そのもの。
夢中になる時間は、あなたの人生の密度を高めます。
子どものころのワクワクした時間は輝きを放っていましたよね。
夢中になれるのは子どもだけではありません。
あの頃のように何かに夢中になり、輝く時間を過ごすことで、あなたの人生はもっと楽しくなるはずです。
忙しさに追われるのではなく、自分から夢中になることを追いかけて行きましょう。
そろそろ心のブレーキを外して、子どものころのワクワクを取り戻しませんか。
<我慢することが大人ではない>
