私が経験した躁うつ病「本当の在り方を魂の声が教えてくれた」

この記事にたどり着いたあなたは、少し歩みを止めて自分と向き合う時間が大切です。

過去の私のように、あなたの心は「乾いてひび割れている」のではないでしょうか。

「今までよく頑張ったね。急がなくていいよ、一緒にゆっくりしよう」

目次

本当の在り方を魂の声が教えてくれた

水たまり

私は、今まで自分の心と本気で向き合ったことがありませんでした。

躁うつ病を発症したとき、心と本気で向き合う時間をもつことができました。いや、そのときは自分の心しか近くにいなかったからと言えます。

毎日、時間だけがもの凄いスピードで過ぎていき、考えることをやめました。そんなときふと「楽になった感じ」がしたのです。

心に寄り添えば「魂の声」が聴こえる

魂の声が「いまはこのままでいい」と言ってくれている。

魂の声は、日常のささいな分岐点から人生の転換点と言われる重要な分岐点にいたるまで、自身に最適な「選択」「決断」を教えてくれます。

魂の声は、幾度となく私の方向性が間違っていることを気にかけ、サインを出していたと思います。

しかし私は、外側ばかりを気にして「魂の声」が聴こえていなかったのでしょう。だから心のエネルギーが枯渇し、体が強制的にシャットダウンしたのだと思います。

心と体、そして魂の声は三位一体でなければなりません。

体は心の入れ物、心は魂の声を受信するアンテナです。ラジオのように、心のチャンネルを魂の声の周波数を合わせなければ雑音しか聞こえないのは当然のこと。

しっかりと心に寄り添い、狂ったチャンネルを合わせることが必要だったのです。

魂の声が「在り方」を教えてくれた

誰もが自然の中で役割を持っています。

自分の役割が何なのかはわかりません。ですが、魂の声が自然と導いてくれます。「他人がどう思うか」ではなく「私はどう在るのが自然か」を教えてくれます。

魂の声に抗うことなく、自然を受け入れる。「本当の在り方」は自然体。

自然の中には優劣も勝敗もありません。

このことに気がついた私は、心に寄り添い、魂の声に導かれるまま穏やかに過ごせるようになりました。

理不尽なことから始まった体の異変

理不尽

「理不尽なこと」を経験した私に、次々と体の異変が起こり始めました。

最初は、寝つきが悪くなり、夜中に何度も目がさめるようになりました。

食事も喉を通らなくなり、1週間で体重が5kgも落ちました。

次に吐き気や頭痛、首から背中の痛みがあらわれ、次第に体が重たくなり動かなくなりました。集中力もまったくない状態で、車の運転が恐く感じるほどでした。

自分のことが情けなく「消えてなくなりたい」気持ちでいっぱいになり、気づけば涙が止まらなくなる日が続きました。

2つの病院を受診、そして休職へ

雨

症状があらわれ始めてから2週間がすぎたころ、とうとう一睡もできない状態にまでなり、病院を受診することにしました。

最初、地元で有名な精神科の病院に電話をしたのですが、新患は1ヶ月待ちということで、別の病院へ行きました。

先生に、これまでの症状や経緯を説明しましたが、先生からは「考えすぎだよ」「お酒の飲みすぎじゃないの」とか言われ「薬だしとくから一週間後にまた来て」と、その日の診察が終わりました。

とりあえず言われたとおり薬を飲んだのですが、一向に良くなる気配がありません。

もう一回受診したい際に、良くならないことを伝えても、また「お酒の飲みすぎでしょ」と言われるだけでした。確かに毎日、缶ビールを1本飲んでいましたが、飲み過ぎと言われるほどではありません。

「もう病院をかえよう」そう思い、そのまま最初に電話をかけた病院へ直接行き、予約を取りました。

後日、受診したところ、先生の対応がまったく違っていました。私の話を真剣に聞いてくれた先生は、「診断書を書くから、しばらく仕事を休んでください」と。

私の病名は「双極性障害Ⅱ型(躁うつ病)」でした。

「自分は病気だったのか」

なんだかほっとした気持ちになったことを今でも覚えています。

会社の上司に診断書をメールで送り、電話で2ヶ月間休職することを伝えました。

それから2週間ほど出勤をして、仕事の引継ぎを行い、自宅療養に入りました。

自宅療養をへて復職へ

傘

自宅療養に入ったころには薬の効き目がでてきたのか、食欲は少しずつ戻ってきましたが、食事を口にするのは1日1回ほど、味はほとんど感じられない。

不眠の症状はひどいもので、まったく眠れない日が3日間つづき4日目にようやく2、3時間眠れるというサイクルを繰り返していました。

眠っていても、夢と現実の境目があいまいで、頭がおかしくなる感じがしました。

起きている間は、全てが「無」の状態で、時間だけが猛烈なスピードで過ぎていきます。

朝「いってきます」と登校した娘が、次の瞬間に「ただいま」と帰ってくる。本当にこんな感じで毎日が過ぎていきました。

楽しいもつまらないも感じず、窓際に座ってただ生きているだけでした。

1カ月が過ぎようとするころ、変化があらわれてきました。「なにかしてみようかな」そう思えるようになったのです。

まずは家にあるもので、1日かけてゆっくりと夜ごはんを作り始めました。

そのうち買い物にも出られるようになり、1時間程度なら継続して活動できるようになりました。

食事の味もだんだん美味しく感じられるようになってきて、毎日少しずつ眠れるようになり、回復の兆しが見え始めてきたのです。

休職して2ヶ月がたとうとするころ、まだ完全ではありませんが体調はずいぶんと良くなり、病院の先生に相談して復帰することになりました。

復職から1年たった今

傘2

復職したときはデスクワーク中心で、同僚の仕事をサポートする感じでゆるく働かせてもらいました。

少し無理をすると体調が目に見えて悪くなり、自分で調整をしながら仕事をしていた感じです。

今はもとの責任のある立場に戻って業務をこなしていますが、1年たった今でもストレスを感じたり、薬を飲み忘れると症状がぶり返してきます。

定期的に病院にも通っています。

薬も病院通いもいつまでかわかりませんが、症状を悪化させないためにも続けていきます。

今、生きることが辛いあなたへ

はだし

最初にも書きましたが、あなたの心は「乾いてひび割れている」のです。

今は、立ち止まってゆっくりと休憩するときです。

いつかは雨が降りそそぎ、キレイな水が心にたまり、あなたの心をきっと潤してくれます。

そのときまでゆっくりとお休みください。

自分の心に寄り添えば、魂の声はあなたの本当の生き方を教えてくれます。

「今までよく頑張ったね。急がなくていいよ、一緒にゆっくりしよう」

<自分軸で生きることの大切さ>

目次